TAC日商簿記1級の評判は?通信講座を1年受講して67点だった感想

働き方

日商簿記1級の勉強で、TACの通信講座を約1年間受講しました。

結論からいうと、TACはカリキュラムに沿って試験対策を進めたい人には使いやすい講座だったと思います。

教材・答練・模試まで一通りそろっている一方で、講義については科目によって相性も感じました。

約1年間受講したあとの本試験は67点。合格まであと3点でした。

この記事では、TAC簿記1級の通信講座を受講して感じた、良かった点・気になった点をまとめます。

※この記事には広告を含みます。

TAC簿記1級の通信講座を1年間受講した感想

TAC簿記1級通信講座を受講したときの勉強イメージ

私が受講したのは、「1級合格本科生」の1年コースです。

通信講座を選んだのは、仕事などと両立しながら自分の好きな時間に勉強できるからです。

通信といっても、講義はスケジュールに沿って定期的に更新されていくため、「次に何を勉強すればいいのか」で迷うことはあまりありませんでした。

講義で使うプリントはダウンロードでき、先生がオリジナルのレジュメを用意してくれることもありました。

教材も簿記1級の試験範囲を一通りカバーしていました。

模試はTACの教室でも受験しました。

普段は家で勉強していたので、時間を計りながら教室で問題を解く経験は、本試験前の良い練習になりました。

商業簿記・会計学の講義は分かりやすかった

商業簿記・会計学の講義には、比較的良い印象が残っています。

説明を聞けば理解できることが多く、講義を進めること自体もそれほど苦になりませんでした。

特に良かったのは、重要なところを先生がはっきり教えてくれたことです。

簿記1級は覚えることが多いため、すべてを同じように勉強しようとすると大変です。

「ここはしっかり押さえる」「ここは余力があれば」と優先順位をつけてもらえたことで、何を重点的に勉強すればいいのか分かりやすかったです。

また、先生から「受講生を合格させたい」という熱意を感じたのも印象に残っています。

少し勉強が遅れやすい時期には、「ここからもう少しペースを上げて頑張ろう」という感じで背中を押してくれることもありました。

通信講座は基本的に一人で勉強するので、こうした声かけがあるのも良かったです。

工業簿記・原価計算は少し苦戦した

一方、工業簿記・原価計算は少し苦戦しました。

講義は問題の解き方を中心に進む印象で、私には少し理解しにくい部分もありました。

私は「なぜこの処理をするのか」といった背景や理由も一緒に理解した方が覚えやすいタイプだったため、分からない論点はCPAラーニングなど別の講義で補うこともありました。

TACの講座全体が合わなかったというより、科目によって講義との相性に差があった、というのが近いです。

講師との相性をきっかけに、その後ほかの講座も使った経緯は別の記事でまとめています。

▶ 簿記1級を2年半勉強して感じた講座選びと相性の体験談

本試験は67点|苦手だった工原で意外と点が取れた

日商簿記1級の試験結果で点数が上がっていたイメージ

約1年間TACで勉強したあと、日商簿記1級の本試験を受験しました。

このときは、まず本試験を経験してみようという気持ちもあり、正直なところ「今回は練習」という感覚でした。

ところが、結果は67点。合格点の70点まであと3点でした。

科目ごとの結果は次のとおりです。

科目得点
商業簿記11点
会計学13点
工業簿記22点
原価計算21点
合計67点

結果を見て意外だったのが、工業簿記・原価計算です。

講義では一番苦戦したのに、点数だけを見ると工業簿記22点、原価計算21点と、むしろこちらの方が取れていました。

4科目とも足切りもなく、合格まであとわずかでした。

答練や問題演習を続けたことは、本試験対策として役立ったと感じています。

その後も簿記の勉強を続け、全経簿記上級に合格しました。

教育訓練給付金もTACを選んだ理由のひとつ

TACを選んだ理由の一つが、受講したコースが教育訓練給付金の対象だったことです。

簿記1級の講座は受講料がそれなりにかかるので、申し込むときは迷いました。

それでも、条件を満たせば受講後に一部が戻ってくると分かっていたことで、「やってみよう」と一歩踏み出しやすかったです。

私は一般教育訓練給付金に加えて、ひとり親向けの制度や当時の割引も利用しました。

実際にどのように費用を抑えたのかはこちらでまとめています。

▶ TAC簿記1級を安く受講した方法|給付金などで負担額6万円弱

現在の受講料や教育訓練給付制度の対象コースを確認したい方は、TAC公式で確認できます。

▶ 資格の学校TAC<簿記検定>

1年間使って感じたTAC簿記1級の良かった点・気になった点

日商簿記1級の勉強イメージ

1年間受講して感じたことをまとめると、次のようになります。

良かった点気になった点
通信でも学習ペースを作りやすい講義との相性は科目によってあった
商業簿記・会計学が分かりやすかった工業簿記・原価計算は理解しにくい部分があった
教材・答練・模試までそろっている受講料は安くない
教育訓練給付金を利用できた

当時は通信講座でも自習室を利用できたので、家以外で勉強したいときにも便利でした。

TAC簿記講座の評判・口コミは?

私自身の体験だけでなく、ほかの受講者からの評価も確認してみました。

オリコン顧客満足度ランキング「通信講座 簿記」では、TACは「教材・テキスト」の評価で1位となっています。

利用者の声でも、教材やカリキュラムの分かりやすさ、学習の進めやすさを評価する声がある一方で、料金が高めなことや、オンラインでは講師との距離を感じやすいといった声もありました。

私自身も、教材や学習スケジュールは使いやすかった一方で、受講料の高さや講義との相性は、申し込み前に確認しておいた方がいいと感じています。

第三者の評価を見ても、教材の評価が高い点は、実際に受講した私の印象と近いと感じました。

出典:オリコン顧客満足度「通信講座 簿記」(日商簿記2級以上が対象。1級限定の評価ではありません)

TAC簿記1級が向いていると思う人

実際に1年間利用した経験から、TACは次のような人に向いていると思います。

  • 学習計画を自分ですべて立てるのが不安な人
  • 通信でも一定のペースで勉強したい人
  • 講義から答練・模試・直前対策まで一通り任せたい人

当てはまる方は、1級のコース内容や受講料を資料で確認してから検討すると分かりやすいです。

TAC公式では無料で資料請求できます。

▶ 資格の学校TAC<簿記検定>

TAC以外の簿記1級講座も比較したい人へ

簿記1級は勉強期間が長いため、講座の知名度だけでなく、自分に合った説明や学習方法を選ぶことも大切です。

TACのほか、大原・CPAラーニング・プロ簿記についても実際に利用した経験などをもとに比較しています。

講座選びで迷っている方はこちらも参考にしてください。

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この記事を書いた人

さら|Freedom for Single Moms

販売職から事務職へ転職し、経理業務を経験。日商簿記1級レベルまで学び、全経簿記上級に合格しました。現在は税理士事務所でパート勤務をしながら、サイドFIRE生活を送っています。

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