シングルマザーがスカウト型転職サイトを使った感想|経理職の転職体験談

働き方

転職活動をしていたとき、私は転職エージェントだけでなく、スカウト型の転職サイトも利用していました。

最初は「どんなスカウトが来るのかな」「本当に選考につながるのかな」と思っていました。

実際に使ってみると、エージェント経由とは違う企業に出会えたり、カジュアル面談を通じて求人票だけでは分からない話を聞けたりしました。

この記事では、シングルマザーの私がスカウト型転職サイトを使って感じたことを、経理職の転職体験談としてまとめます。

スカウト型転職サイトの特徴

スカウト型転職サイトは、職務経歴や希望条件を登録しておくことで、企業やヘッドハンターからスカウトが届くサービスです。

自分で求人を探して応募するだけでなく、企業側から声をかけてもらえるのが特徴です。

私が使ってみて感じたのは、スカウト型は自分から求人を探すだけでは出会えない企業を知るきっかけになるということです。

ただ、スカウトが届いても、勤務地や求められる経験が自分に合わない求人もあります。

スカウト型は、求人をどんどん紹介してもらうというより、気長に選択肢を広げるためのサービスだと感じました。

届いたスカウトの傾向

スカウト型を利用する中で、年収や業務内容のレベルが高めの求人に出会うことがありました。

上場企業からのスカウトも比較的多く、経理職としてある程度の実務経験がある人向けの求人が多い印象でした。

自分で求人検索をしているだけでは見つけられなかった企業から声がかかることもあります。

「この経歴だと、こういう企業からスカウトが来るんだ」と分かるだけでも、自分の市場価値を知るきっかけになりました。

経理職の場合、経験者向けの求人は条件が良いものもありました。

経理経験と簿記資格の見られ方

スカウト型を使っていて感じたのは、経理経験や簿記資格は、企業に見つけてもらうきっかけにはなりやすいということです。

ただし、資格があるだけで選考が進むわけではありません。

企業が見ているのは、資格そのものよりも、実際にどんな業務を担当してきたか、どこまで一人で対応できるか、どのような環境で働いてきたかという部分だと感じました。

たとえば、年次決算に関わった経験があるか。あるならどこまで関わっていたか。

税務申告の経験や、固定資産の管理経験はあるか。

こうした実務の中身を、職務経歴書に具体的に書いておくことは大切だと思います。

スカウト型を使うなら、登録する職務経歴の内容はかなり重要です。

担当業務、使っていた会計ソフト、関わった決算業務などを具体的に書いておくと、企業側も判断しやすいと思います。

カジュアル面談の注意点

スカウト型では、最初から通常の面接ではなく、「カジュアル面談」という形で進むことがあります。

ただ、カジュアル面談といっても、雰囲気は企業によってかなり違いました。

本当に会社説明会に近いような、カジュアルな面談のこともありました。反対に、一次面接に近い雰囲気のこともありました。

「カジュアル」と書かれているからといって、何も準備せずに参加するのは少し危ないと思います。

人事担当者だけが出てくる場合もあれば、経理部門の課長や現場責任者が出てくる場合もあります。

人事の方が中心の場合は、会社全体の説明や働き方の話が多い印象でした。

一方で、経理部門の方が出てくる場合は、業務内容やこれまでの経験について具体的に聞かれることもあります。

どちらのパターンにも対応できるように、最低限の準備はしておいた方が安心です。

私が事前に確認していたのは、次のような内容です。

  • 会社の事業内容
  • 募集ポジションの業務内容
  • 経理部門の体制
  • 求められる経験
  • 勤務地や勤務時間

また、逆質問は複数考えておいた方がいいです。

カジュアル面談では、会社側からの説明と質疑応答が中心になることもあります。

質問が少ないと、せっかくの機会を活かしきれません。

経理職なら、次のような質問はしやすいと思います。

  • 経理部門の人数や役割分担
  • 使用している会計ソフト
  • 入社後に任される業務範囲
  • 繁忙期の働き方

カジュアル面談は、企業側が候補者を見る場でもありますが、こちらが会社を知る場でもあります。

求人票だけでは分からない雰囲気を確認できるのは、カジュアル面談の良いところだと感じました。

企業とのやり取りは自分で管理する

スカウト型転職サイトでは、企業から直接スカウトが届くこともあれば、転職エージェントやヘッドハンター経由でオファーが届くこともあります。

私の場合は、できれば企業と直接やり取りしたかったので、主に企業からのスカウトを中心に見ていました。

スカウト型の大きな特徴は、企業と直接やり取りする場合、メールの返信、面談の日程調整、質問への回答などを基本的に自分で行うことです。

自分のペースで進められますが、連絡対応まで自分で管理する必要があるため、少し手間に感じる場面もありました。

子育てをしながら転職活動をしていると、日中にメールを確認したり、面談候補日を調整したりするだけでも負担になることがあります。

一方で、日程調整や企業との連絡を任せたい人にとっては、転職エージェントの方が楽だと思います。

特に複数社を同時に受ける場合は、エージェントが間に入ってくれるメリットは大きいです。

選考を自分で判断しやすい理由

スカウト型を使っていて良かったのは、自分の意思を保ちやすかったことです。

エージェント経由の場合、担当者が間に入ってくれる安心感があります。

ただ、選考が進むと、担当者によっては「書類が通ったら、辞退せずに面接には行ってほしい」と言われることもありました。

もちろん、エージェントとしては候補者の可能性を広げるために背中を押してくれているのだと思います。

迷っているときに後押ししてもらえることで、良い機会につながることもあります。

ただ、私の場合は、強く勧められると少ししんどく感じるタイプでした。

自分の中で迷いがある求人でも、断りづらく感じてしまうことがありました。

その点、スカウト型は企業と自分の間で直接やり取りをするため、選考を進めるかどうかを自分で決めやすかったです。

気になる求人は話を聞いてみる。合わないと感じたら、無理に進めない。

その判断を自分のペースでできるところは、私には合っていました。

転職活動では、条件だけでなく「自分が納得して進められるか」も大切です。

押されるのが苦手な人や、自分のペースで比較したい人にとっては、スカウト型の方が気楽に使える場面もあると思います。

勤務地と通勤時間の見方

求人を見るとき、勤務地や通勤時間は誰でも確認すると思います。

ただ、「一般的にアクセスが良い場所」と「自分にとって通いやすい場所」は必ずしも同じではありません。

人気エリアや駅近の企業は応募者も集まりやすく、アクセス条件が良い求人ほど競合も強くなりやすいです。

逆に、少し駅から離れていたり、乗り換えが必要だったりしても、自分の家から無理なく通える場所なら候補に入ります。

人によっては通いにくい場所でも、自分の生活圏では許容範囲ということもあります。

シングルマザーの場合、子どもの学校や保育園、自宅からの距離、急な呼び出しがあったときの動きやすさも大切です。

スカウト型では、自分では検索していなかった場所の求人が届くこともあります。

すぐに「場所が微妙」と判断せず、実際の通勤ルートを確認してみると、意外と選択肢が広がることもありました。

家庭事情を伝えるタイミング

採用選考では、本来、家族構成や家庭環境ではなく、職務経験やスキル、働くうえで必要な条件を中心に見てもらうものだと思います。

しかし、実際には面談や面接の中で、子どものことや家庭の状況について聞かれる場面もありました。

正直、そこまで聞く必要があるのかなと感じることもありましたが、その場では仕事に関係する範囲で答えるようにしていました。

私の場合、最初から子育て中であることを詳しく話しすぎることはしませんでした。

まずは、これまでの経理経験や働き方への姿勢を伝えることを意識していました。

勤務時間や残業、転勤の可否など、働き方に関わる話になったときは、自分が対応できる範囲を現実的に伝えるようにしていました。

子育て中であること自体を必要以上に強調するのではなく、仕事に影響しそうな点があるなら、どう対応できるかをあわせて伝えるイメージです。

無理に隠すのではなく、仕事に関わる部分だけ整理して伝えることが大切だと感じました。

向いている人・向かない人

私が使ってみて、スカウト型が合いやすいと感じたのは次のような人です。

  • 条件の良い求人があれば動きたい人
  • 自分の経歴にどんな反応があるか知りたい人
  • 企業と直接やり取りすることに抵抗がない人
  • 自分のペースで転職活動を進めたい人

一方で、次のような人には少し合わないかもしれません。

  • 最短で転職を決めたい人
  • 求人をたくさん紹介してほしい人
  • 企業との直接やり取りが苦手な人
  • 書類添削や面接対策まで受けたい人

スカウト型だけで転職活動を完結させるより、状況によってはエージェントや直接応募も併用した方が進めやすいと思います。

スカウト型転職サイトの使いどころ

スカウト型転職サイトは、転職を急いで決めるためのサービスというより、今の仕事を続けながら選択肢を広げたい人に向いていると感じました。

届くスカウトの中には、勤務地などの条件が合わない求人もあります。

それでも、自分では探していなかった企業や、想定していなかった業務内容・年収の求人を知れたのは良かったです。

特に経理職の場合、実務経験や資格を登録しておくことで、自分の経歴にどんな反応があるのかを知るきっかけになります。

私自身、最終的には正社員転職ではなく、在宅勤務ありの税理士事務所パートという働き方を選びました。

それでも、スカウト型を使ったことで、経理職としての選択肢や、自分に合う働き方を考える材料になりました。

すぐに転職したい人はエージェントや直接応募も併用し、スカウト型は選択肢を広げるための手段として使うくらいがちょうどいいと思います。

転職エージェント・スカウト型をどう使い分けたかは、こちらの記事でまとめています。

タイトルとURLをコピーしました